どうも、音声配信を始めたキョン兄です。
さて、ちゃんとブログも書いておこうと言う事で、何気なく書き始めてみました。
無事に、卒業公演「たまたま、素敵。」が幕を下ろして5日。
学校も普通どおりに戻り、後は卒業を待つだけとなりました。
ってことで、ひとりごとでは語りきれなかったこととか、語ったけどやっぱり書いておきたいこととか、ごっちゃ混ぜで書いてみます。
夏休み明け最初の方の授業。
その時、初めて今回の卒業公演が外部の会場で開催されることを知りました。
その時は、本当にうれしくて、ただただテンションがあがりまくっていました。
でも、冷静になった時に、思わず友人と、「これ本腰入れないとヤバイよね」という感じの事も話した記憶があります。
そして、その通達から少しあって、オーディションが実施され、私は「赤木マコト」という役を頂きました。
最初に読んだ時の印象は、結構薄いものだったのですが、読めば読むほどに、彼の性格が良く見えて、結果、「映画バカで、面白いことが大好きな真っ直ぐな青年」という所にたどり着きました。
しかし…そこからは過酷な日々の始まりでした…
今、稽古始めからのスケジュールを見ながらこのブログを書いているのですが…
…こんなにカラフルだったんだ…と、ちょっと背筋が凍ったりしています…
でも、お陰で、学ぶことも沢山出来たし、楽しいことも大変なことも、一気に抱える楽しさと大変さを同時に感じることが出来ました。
チームのメンバーには迷惑をたくさんかけてしまったけど、それでも、これだけは出来たと思えることが、一つあります。
それは、「役が出来た状態で稽古に望む」ということでした。
これは結構当たり前だと思うのですが、なかなかそう簡単に出来ることではないんですよね。
もちろん、台本を完璧に覚えきれていなかったり、ところどころで完全な状態じゃなかったこともあったから、疑問を抱かれたらなんともいえないのですが…
でも、みんなの芝居に合うような状態にはしていたし、変えて欲しいという部分には積極的に応じることができたんじゃないかな?とは思います。(頑固なところもあったけどね!)
でも、本当に、色々な苦労も苦難もあったけれど、ちゃんとお客さんに自信を持って見せることが出来る作品を作ることが出来たんじゃないかなと思います。
その点では、やっぱり劇場での公演になってよかったと、心から思います。
ただひとつ悔しいことは、「フルメンバー」での公演が叶わなかったということです。
メンバーの一人が、会場入り前日に、インフルエンザで倒れ、もう1チームの子に代役として出てもらいました。
これはこれで良かったとは思うのですが、やっぱり、彼女と一緒に演じたかったというのが正直なところです。
一番悔しいのは彼女でしょう。
それならば、カンパニーの仲間として、彼女の分まで気合いを入れた公演にする。
それが仲間の責任であると、今回本当に強く感じられました。
もっと言えば、それだけじゃないんです。
今回、オーディションで落ちたメンバーは、制作チームとして公演を裏で支えてくれました。
本当は出たかったはず。本当は一緒のステージで共演したかったはず。
でも、彼らは、本当に一生懸命支えてくれました。
どれだけ感謝してもしきれないくらい。
何度ありがとうを口にしても、それでも足りないくらい。
そんな彼らの思いも、背負えたのかなぁ?と思います。
本当にたくさんの思いに触れることが出来た公演でした。
もはや授業とかじゃないって思うくらい。
一つの劇団だったりカンパニーだったと、そう思えるくらいに。
それだけの沢山の思いを込めて。やっぱり、今回も。
今回一緒にやってきた、たますてBチームのみんな、そして、いい競い相手になったAチームのみんな、その両方を文字通り影から支えてくれた、制作チームのみんな、そして、音響・照明・舞台美術のスタッフの皆さん、講師の先生方、担任の先生方、
厳しくも優しく私達を見守ってくださった岡部尚子先生、世界館のスタッフの皆様、
そして、1年生のリーディング、たまたま、素敵。の合計4ステージにご来場頂いた全てのお客様。
本当にありがとうございました。
また、いつか、どこかで。
たまたま、素敵。Bチーム
赤木マコト役
谷 京輔